2005年11月24日
■ どの検索エンジン使ってる? の巻
世界最大のIT関連企業Microsoft(マイクロソフト)が、American Online(AOL)の買収に乗り出している。これは「検索エンジン」の市場占有率の拡大をめぐる戦争だ。今、世界では、「Microsoft」、現在世界最大の市場シェアを誇る「Google」、そして「Yahoo」の三つ巴となっている。
AOLはGoogleの最大のパートナーであり、Googleの検索エンジンを採用している。Googleの最大の収入源は検索広告料であり、当然ながら その検索エンジンのシェア率の高さに比例している。Googleの売上高の約12%(382,000,000USD)がAOLから流れている。
MicrosoftがもしAOLを買収し、その検索エンジンをMicrosoftのシステムに切り替えると、Googleは売り上げを12%落とすだけでなく、その検索エンジンの市場占有率をも低下させ、株価も10%強の下落が予測されている。これはMicrosoftの得意な戦略だ。この手で、今までMicrosoftは、多くのライバル社を徹底的に食い尽くし、勝ち残ってきた。Microsoftが「恐竜」と呼ばれる所以だ。
グラフ1は、2005年8月19日時におけるアメリカ国内での市場占有率だ。
Googleは、AOLと合計して、46.4%を占めている。
Microsoftとの差は、30.9%と大きい。

しかし、仮にMicrosoftがAOLを買収すると、(グラフ2)
Googleは、AOLの占めていた占有率をそのまま奪われ、その差はたったの11.1%になる。

もちろん、世界で見ると、Googleは未だ圧倒的だ。AOLを奪われたとしても、経営が危機に瀕する事はないだろうが、Microsoftに力を持たせてしまう事に変わりはない。いずれ食われる可能性が高まる。
グラフ3は、2005年10月における、検索エンジンの世界での市場占有率。
まぁ、検索エンジンの分野だけにおいては、世界でGoogleに敵はいないだろう。

しかし、Microsoft、そしてGoogle、双方ともアメリカに拠点を置き、その売り上げの大半をアメリカ国内で得ている。また、WindowsやX-boxなどの他分野での安定した売り上げのあるMicrosoftと違い、Googleは検索広告料からの売り上げを主体としているだけに、検索エンジンでシェアを落とす事は痛い。
ちなみに、日本における検索エンジンの市場占有率の構図は、世界やアメリカとは異なる。
グラフ4は、2005年11月1日における、「普段使う検索エンジン」というアンケートの結果だ。
日本では、最近になって ようやく「ググる」という言葉が出てきたが、それでもやはりYahooが優勢。

ちょっと面白いのが、グラフ4は「アンケートの結果」なのに対して、実際の検索エンジンの使用された回数の統計の結果が大きく異なる事だ。
グラフ5は、2005年11月24日における、「一日の使用された回数」の統計だ。(グラフ4は使用人数の統計だが、グラフ5は実際に使用された回数の統計。)
圧倒的にYahoo優勢。確かに、僕自身、大学や仕事上でのリサーチで、ネットで検索をする機会は多いが、GoogleよりもYahooを使う回数が多い。それなのに、トップページはGoogle(表示が速いから。w)。

ビル・ゲイツは尊敬するが、いささか強すぎだよな〜、と思ったりして。(-_-;)
Googleは本当にMicrosoftの脅威になるのか? という議論が出ているらしいが、
僕としては、常に様々な新しいサービスに挑戦するGoogleに頑張って欲しいな〜、と思いまふ。
まぁ、世界は常に変化し続けてるし、予測なんてできない。これから また新たにライバルが現れないとも限らないし、Microsoft自身が食われる可能性だってあるかもしれない。
ある面白いコメントを見つけた。
Microsoft is done for. Google owns the world. Apple is designing the world. You believe that? Hey, aren't you the same guy who said that Apple would go out of business in 1989?
--Scobleizer


参照サイト
CNET News.com - September 27, 2005
Market Share by NET APPLICATIONS
Internet.com - 2005年11月2日
検索エンジン マニア
ちなみに、これらのグラフは僕が作成したから(データは上記のサイトからもらったけどね)、勝手に使わないでね。(-_-;)イチオウ


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コメント
うぁ!ろうばにもわかってすごくおもしろかった(^・^) 皮肉の効いたコメントも笑えたっす・・なんちゃって。ちなみにわたしはGoogleしか使ったことないですが。
投稿者: 5656rouba | 2005年11月25日 20:32
> 5656roubaさん
お褒めの言葉、ありがとうございます。ヘヘー
久しぶりに真面目な記事を書こうと思って書き始めたら、意外に苦労してしまいました。w
数個のキーワードから漠然とサイトを検索するのはGoogle、会社名やサイト名が分かっている上で そのサイトを検索するのはYahoo。それぞれ向き・不向きがあるから、使い分けると便利ですよね♪(^。^)
投稿者: brewski | 2005年11月26日 00:48
こんにちは。日本の検索エンジンシェアを調べていてこちらへ来ました。でも参照サイトを探しても元のデータが見つかりませんでした。探し方が悪いのかなー。ここだけではなくネット中探してもno luck.(目がどっと疲れましたー。)もしよろしければ、元データの場所をお教えいただけないでしょうか。あつかましいお願いですみません。
投稿者: ナカムラユミコ | 2006年01月28日 00:45
> ナカムラユミコ様
元データは、記事の最後に「参照」として記載してありますよ〜(^。^)
今、僕も改めて探してみました。
が、確かに新しいデータはなかなか見つからないですね〜。(-_-;)
最新ではないですが、
http://jeff.ecjapan.jp/archives/2005/08/post_217.html
投稿者: brewski | 2006年01月29日 00:05
Brewskiさま
ご返事ありがとうございます。
私もジェフさんのサイトは見ましたが、彼が引用している元のnetratingsの資料が見つからないのです。
実は自分のサイトに「日本の検索エンジンシェア」について記載したいので、一番オリジナルな数字を確認したかったのです。
まあ、なければしかたありませんね。
ところで、「火鉢」についてのページを拝見して
私も火鉢がほしくなってしまいました。
私はホノルル在住なので夏は暑すぎるかもしれませんが。
サイト、また遊びにきます。
投稿者: ナカムラユミコ | 2006年01月29日 01:58
> ナカムラユミコさん
お役に立てず、申し訳ないです。
どのサイトでも、ある特定の会社が開発したサーチエンジンシェアを調査する専用のソフトを使用しているようですね。
アメリカ在住なんですね〜♪
暖炉のある家に、少し憧れます。が、やはり日本人には火鉢ですね。w
また遊びに来てくださいね〜♪
投稿者: brewski | 2006年01月29日 22:31